書類応募にあたって
デザイナー職は、キャリアはもちろん重要ですが、企業側として最も重視するのが感性やテイストです。書類応募の際にはデザイン画の提出が必須となります。ご自身で今まで手がけたデザイン、またはこういうものを作りたいというデザインを着彩で4〜5枚ご用意ください。応募されるブランドに合わせて表現されても良いと思います。また、感性やテイストと同じように重要なのが、実務です。仕様書が正確に書けるか否かが選考の上でプラスになります。応募する企業に見ていただくことが可能な場合は仕様書をご用意することをお勧めします。人気ブランド、有名企業の場合は、書類の段階で厳しく選考されますので、応募するブランドのイメージを捉えながらその中でご自身で表現したいものを全面にお描きください。今までのキャリアとテイストやターゲットを変えた転職をご希望される場合は、特にアピール資料が重要となりますので、企業の興味を引く為にも今後お作りになりたいものをデザイン画で表現していただくことが大切です。

※ブランドキャリアの本登録の際には、お仕事をご紹介する際の資料として、また企業へのアピール資料としてデザイン画をご提出いただきたいと思います。ご返却が必要な場合は、カラーコピーにてブランドキャリアで保管させていただき、後日原本は郵送させていただきます。

面接に臨むにあたって
面接の前にご応募されるブランドのショップに一度お立ち寄りいただき、実際の商品を手にとってご覧になってください。商品、ショップのヴィジュアル面、ブランドイメージなどお感じになったところをご自分なりにおまとめになってください。ショップ展開のない企業の場合は、仕事の流れの部分で聞いておきたいこと、作業工程での確認事項などを面接時にお聞きになると良いと思います。
面接の際には、サンプル商品などお持ちでしたらご持参いただきたくと良いと思います。どのような商品を手掛けてらっしゃったのかが企業側として判断しやすいので非常に良いアピール資料となります。

書類応募にあたって
パタンナー職は専門技術職ですので、実技試験が重視されます。しかし、実技試験の前には必ず書類選考を通過しなければなりません。職務経歴書には【ブランド】【販路】【ターゲット】【アイテム】【型数】【CADの使用有無】などを盛り込み、できるだけ詳細に記述いただくことが大切です。ターゲットやアイテムに大きなズレがなければ書類は比較的通過しやすいと思われます。企業側が書面で判断しやすい職務経歴書を作成いただくことをお勧めします。

面接に臨むにあたって
面接の際には今まで携わってきたアイテムのサンプル商品をお持ちいただくことをお勧めします。サンプル商品をお持ちでない方はシルエットがわかるようなお写真、立体的に判断できるような参考資料などをお持ちいただくと良いアピール資料となります。
最も重要なのが実技試験です。半日のお時間で実際にパターンをひいていただく実技試験、課題が出されそれを後日型紙でご提出いただく試験など企業によって様々です。ご自身の技術力をフルに発揮していただきたいと思いますので、コンディションを整え作成いただきたいと思います。

書類応募にあたって
職務経歴の中で数字で実績を表記したり、マネージメント経験などご自身の携わった業務をアピールするようにしましょう。どのような商品を扱っていたか(商品の価格帯、種類)ショップの客層、チーム構成、店長、サブなどはもちろん、スタッフの方も役割や役職名がなくても新人の教育経験などはしっかりと書いてください。実績に関しては、売上高、達成率、客単価などスキルを裏付けする事項は数字で表しましょう。また数字に表せない新しい取り組み、ディスプレイ提案なども記述すると成果、実績にプラスのアピールとなるでしょう。

面接に臨むにあたって
面接前には、面接を受ける企業の店舗を見学し、実際に接客を受け、店舗の雰囲気、接客について良かった事や改善点についてなど、自分なりの意見をまとめておきましょう。面接時には、これまでの売上実績、在庫量、毎月の平均予算、達成率、客単価、客数など細かく質問されることもありますので、できるだけ整理しておくとスムーズに答えられます。接客販売以外でも、販促活動など売上を上げる為にどのような事をしてきたか、アピールできると良いと思います。店長などの職務についていた方はマネージメントについて、チーム作りや部下教育などの質問される事もありますのでご自身の取り組みを簡潔に答えられるようにしましょう。サブやスタッフの方でも、接客販売以外に、この様な仕事を任されていたなどアピールできる事項を伝えられるよう考えをまとめておくことが必要です。いずれの職種に係わらず、「どのように仕事をしていきたい」などの将来的ビジョンを事前に整理して自分の言葉にしておくと良いと思います。

書類応募にあたって
MDという職種は企業によって業務範囲や内容が変わります。職種名、ポジショニングも企業によって変わる為、仕事内容を詳しく確認することが必要となります。
大きく分けると3つのパターンに分けられます。

○企画MD⇒デザイナーとしてのキャリアを積まれ、1つのブランドのディレクション的なお仕事に携わるポジションです。コンセプト作りから、ターゲット、ゾーンなどブランドのイメージを作り上げ、そのブランドにおける全ての権限を持ち、そして実績、数値的な責任を負う、ブランドの責任者にあたるポジションです。

○営業MD⇒アパレルの営業としてキャリアを積まれた方が担当するポジションです。マーケットを鋭く分析する能力、今何が売れ、それをどのタイミングで打ち出すか、データを細かく分析しながら1シーズンに勝負をかけ、流行や売れ筋の変化に柔軟に対応して商品を供給するというスピード感が要求されます。

○バイヤーMD⇒ブランドで展開する商品を買い付けるお仕事です。インポートブランド、インポート商品を取り扱っている企業では、日本で展開する為にバイイングをします。ショップの売れ筋、動向を把握し、数字を分析しながら現地に行ってオーダーをします。企業によっては語学力が求められます。国内では、メーカーから企画をセレクトするお仕事もバイヤーMDと呼ばれます。各店舗の商品の売れ筋、数字の分析力、マーケットの理解が必要となります。

書類作成の際には、具体的な数字を明記し、実績をご記入ください。また、MDとしてのご自身のポジショニング、責任者なのかスタッフなのかを明確にしていただくとよいと思います。


面接に臨むにあたって
面接の際には、職務経歴書に明記している事に対して、深く追求されますので、それを念頭に、的確に答えられるように準備する事が必要となります。ご自身が担当ブランドでの実績・評価、具体的な数字によってアピールできるようにしておくと良いと思います。また実績に対するプロセスをロジカルに説明する事も必要になります。ブランド全体の売上数値も把握しておくと良いでしょう。MDの職域は企業によって様々です。ご自身がどこまで任されるのか、仕事の幅、スタッフ構成など面接の際に確認することが必要でしょう。
面接の際には応募するブランドにおいて、あらかじめ自分なりの戦略を考え面接に臨んでいただく事をお勧めします。

書類応募にあたって
ファッション・アパレルでの営業職は、商社・メーカー・OEM・SPAなど
その企業形態により要求される経験・知識・能力は違います。
しかしながら職務経歴書を作成する際に基本となる要素は共通しています。

● 何を(商品)→アイテムやターゲット等商品コンセプトを含め明記することでイメージが伝わります
● どこに(主要顧客や担当エリア・店舗)→規模や実績を明記することで業務規模が伝わります
● どういう手法で(新規/ルート等)→アプローチの手法や改善策など営業のスタイルやスタンスが伝わります
● どれだけ売ったのか(営業実績や表彰等)→客観性を持たせる為に達成率や前年比を併記すると良いでしょう

という項目です。
また、売上実績など数字として表れない部分として『どのような戦略のもとに進めたのか』、『いかに工夫して行ったか』等もあわせて記述することで、企画・提案力という面においてのアピールポイントとなるでしょう。


面接に臨むにあたって
事前に企業研究を行うということが大前提になります。
したがって、実際に店舗がある場合などは一度必ずみておく必要があります。
曜日や時間帯を変えたり、また1つだけではなく多くの店舗に足を運び、ご自身なりに比較考査することが大切です。
販売スタッフや店舗のレイアウト、商品構成、客層などを実際の見学を通してイメージを掴んでおき、同様に競合とされる商品や店舗も、実際に営業として携わっていくことを念頭において見学することをお勧めします。
店舗が無い場合においても、ホームページや卸先などの商品を見るなど出来る範囲で企業研究を行うと良いでしょう。

書類応募にあたって

●提出書類

提出書類として「英文レジュメと日本語の職務経歴書」が求められる
ケースが多くなります。英文レジュメは、日本企業の場合は語学力確認の目的
の意図が強く、対し外資系ではネイティブスピーカーのための採用資料として又採用決定の本国への確認資料として使用されるケースも少なくありません。従って、日本企業への
英文レジュメは記述の正確さがより求められ、外資系はキャリアに対する簡潔な
アピール力が必要になるとお考え下さい。

英文レジュメ作成にあたって、「EXPERIENCE」「EDUCATION」「ADDITIONAL INFORMATION」を機軸とし展開することが望ましいといえます。表記は謙遜することなく職務の経験、実績・評価及びスキルを十分にアピールしてください。定型は箇条書きのスタイルとなりすので「I was〜」などの文章表現は避けることが適切です。簡潔さを書く長い文章も論理性・表現力を疑問視される点となりますので注意してください。
あくまでもご本人を売り込む1つのツールですので、基本どおりではなくアピールしたい部分を先頭に置いたり特出すべき事項については項目をあらたに立て
表記するのもよいと思います。


●選考期間

各企業で異なりますが外資系企業の場合、選考期間は非常に短い期間で行われるケースと長い時間を要する場合と極端に違いがあります。
本国責任者の来日に合わせての面接日程であったり、各セクションごとの採用選考のの場合、アドミ部門が各セクションの求人を取り留める場合とさざまですので応募の際にはご自分の状況とあわせて「期間に対する注意」が必要になります。


面接に臨むにあたって
外資系企業と日本企業との大きな違いは、面接時においてキャリアとビジョンを追求してコミュニケーションが行われ、職務に対する論理性・表現力・行動力に重点を置く傾向が強い点です。

1) あらかじめ応募する企業の企業情報は、広く入手し入社希望するポイントを纏めておくことが必要です。「何を魅力に感じるのか」「どんなジョブ展開をしていきたいのか」などごく一般的な模範解答ではなくご本人独自の意見を
述べられるようにしておいてください。

2) 業務についての確認事項を自分なりに明確にしておくことが必要です。
職種は同じであっても方法・責任範囲・権限は各企業で異なりますので
「職意識」のアピールとして端的に質問できるようにしておきましょう。

3) 面接は、コミュニケーションの場であり、ご自身を理解していただく絶好の機会です。レジュメや職務経歴書では十分あらわす事が難しい「貴方自身」の姿勢や人柄を伝えることがプラスに働きます。よく聞き、簡潔に応える この2点が最も重要になります。とてもシンプルなことですがなかなか実行できていない方が多いのも現実です。企業サイドの訴求ポイントを正確に把握し、貴方の言葉で伝えてください。

4) 面接ではロジカルであるかも重要なポイントですので、具体性のない言葉は控えるようにするのが好ましいと考えられます。意欲や情熱だけではかえってマイナス要因になりかねません。

5) 稀に面接担当者がネイティブスピカ―の場合、面接は全て英語によるコミュニケーションが行われるケースもあります。「テンポよい会話は印象をよくする」という点はいうでもありませんが饒舌になりすぎないよう注意が必要です。

※販売職の場合は外資系であっても、英語力を求められることはほとんどありませんので、上記の英文レジュメの提出や英語での面談はないことが一般的です。



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